【JL25】WJ出場選手を紹介する。【1A】

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選手一覧、過去のフリースタイル動画

できるだけ新しく、長くフリーをしている動画を載せます。

フリーを見て、自分が知っている知識と個人的感想を述べています。 間違い等あればお問合せフォームからお知らせください。

過去のフリースタイル動画は、JYYF公式Youtubeチャンネル(こちら)、yoyovideoarchive様(こちら)から拝借します。

ヒラモト コウイチロウ選手

スピードプレイヤー

使っているヨーヨーとプレイスタイルから見て、誰をリスペクトしてるのか一目瞭然な選手。ホリゾンタルの鋭さ、ヨーヨーの素早い動き、間違いなくカスガアユム、エヴァン・ナガオの系譜。

昨年度は大会出場はなかったが、今年は1年ぶりの出場となる。2020年度から出場の選手であるが、技がどのように進化してるのが楽しみです。

ナカジマ アトム選手

JN24準決勝進出。バニラ・アトム

競技ヨーヨーの大会に参加して、11年目の選手。年度によってフリースタイルの雰囲気ががらっと変わる選手。(ビジュアルも含めて変わる。)

10年もの長い期間競技を続けていると、ライフスタイルの変化がどうしても起こっていきます。その瞬間にも変わらず、競技ヨーヨーに打ち込み続けてきたということが彼のフリースタイルの根幹となっているのでしょう。何事においても継続し続けられるということは本当にすごいことです。

昨年のWJ決勝で使ったgo!go!vanillasの楽曲を使ったフリースタイルは彼らしさの一つと感じました。明らかに今まで本人の雰囲気が違います。彼のヨーヨーの動かし方とマッチしているように思いました。続けてきたからたどり着けた境地なのかもしれません。

オク ヒデヤ選手

JN24準決勝進出 JJ9位 GOAT44inOsaka 9位。W1LD所属。のびしろしかないわ。

昨年度、Goat44inOsakaで、W1LDワイルド若手育成チームW1LD2030チームへ加入し、関西のヨーヨーシーンで大きな盛り上がりとなった。未来の活躍が期待されている選手。2023年から本格的に競技ヨーヨーの世界へ参加し、今年はA部門の参加、スポンサードの獲得と成長著しい選手です。

身長が高く、長い手足を活かしたインフルエント系の技が特徴。最近のトレンドになっている首系にも果敢に挑戦している姿はもはや一トッププレイヤーです。動画につく海外からのコメントに、「未来のニシサコユウキだ」という声があります。

ビハインドのホップの飛ばし方、方向が以前よりもバリエーションが増えていて、まさに「勝ちに来ている構成」です。

JJ24は、カツダトウゴ選手、ウチハシソラ選手と多くのトッププレイヤーが小ミスが目立ち、決めたいところでなかなか加点を稼げない様子が見られましたが、2年目の選手でここまで攻めたフリースタイルを構成できるところが彼のすごいところでしょう。(そんな中バッチバチの完成度で決めきったサカグチ選手が上位の存在感を出し、踏ん張り技を決めきったウチハシ選手が王者に君臨することになりました。)

競技ヨーヨーでは、演技前または演技終了後に自分の所属するメーカーロゴをひっぱり強調す選手がいる。私はそれがめちゃくちゃかっこいいと思っている。動画の日にスポンサード加入しTシャツに袖を通したオク選手は、すでにその所作が身についているのは、もう覚悟がきまっている人です。

アオキ タカヒロ選手

震えの波を超えてゆけ

競技3年目の選手です。2023B部門に出場した際のフリースタイルでは初のステージということもあり、技がなかなか決まらず、口元は引きつり、手は震える、時間だけが過ぎていくものとなりました。

昨年度GYCでは、そんな様子とは変わって非常に落ち着いたフリースタイルをしています。競技プレイヤーの風格というのでしょうか、なにかそんなものを感じます。

ダブルGTを決め、2.0フックを2回目で決め、会場の湧きを聞いたときの気を抜いたわけではありませんが、体の力が少しほぐれたような仕草を見て、心を打たれました。

トキタ ケンタ選手

トキタ先生。

過去の動画では2013年シーズンには大会出場しており、10年以上の出場歴を誇る選手です。
歴の長さもあって、ヨーヨーの扱いに熟れ感があり、舞台慣れもしている様子です。

東進の英語の先生。TOEIC990点満点です。
実は、私と同い年で、同じく教える仕事をしていて、ヨーヨーをしていると共通点が一番多い人でもあります。(頭の中身、ヨーヨーのうまさは全く違いますが・・・。)

共通点のある人がヨーヨーを続けてきているとこのように扱えるようになるというのは、もし自分が過去にヨーヨーを始めていて今でも続けていたらこうなっていたのかもしれない と淡い期待というか希望を持たせてくれます。同い年というのは不思議とそんな風にかんじさせてくれます。

ところで、東進ハイスクールのヨーヨー講座はまだですか?

サトウ レンスケ選手

JJ24 21位。さんだヨーヨークラブ所属。サンダーリーダー

ジュニアの選手です。昨年度6月に発足した兵庫県のさんだヨーヨークラブの選手です。チームさんだ出場のジュニア選手たちは、このリーダーの「大会に出ちゃおっか。」の一言から出場が始まっています。

さんだヨーヨークラブ自体がジュニアが中心の練習会で、その中で一番歴が長い先輩プレイヤーです。ヨーヨーを始めて1年で大会出場し、昨年WJでは規定トリックベーシック部門満点。SJでは規定トリックアドバンスド部門準優勝。そして、そのままJJに出場と順当に競技ヨーヨーへの道を歩んでいます。

いや、JJのフリースタイルを見たときには度肝を抜かれたというのが正直なところです。競技始めたてですよって言う技が少ない・・・!? ちょっとこれWJどこまで進化しているか楽しみです。

ヨーヨーのきっかけは、小学生時代のコバヤシトウヤ選手が出ていたNHK番組を見てとのこと。(それでヨーヨー始めた人って1%なのでは・・・?)

昆虫が好きで、自然博物館でユーススタッフをやるほど。カワハラダ選手とクワガタ対談とかしたら面白そう。

コイケダ アキラ選手

JN24準決勝進出。ホップの名手

21年度より競技シーンに参加。4年目の挑戦となります。昨年度見たときにはそう思わなかったのですが、ヨーヨーを跳ねる、ストリングを飛ばす、ヨーヨーを捉えるこの動きが抜群にうまい・・・。

オフストリング出身の選手?というわけでもなさそうなのですが、オフストリングみを感じます。オフストリング選手の1Aのような動きに見えます。

これからの成長に期待が高まる選手の一人です。

オリタ ユウスケ選手

JN24準決勝進出。西宮ヨーヨー練習会主催。気迫のゴチャ

2019年から競技ヨーヨーに参入。(思ったより歴が浅くてびっくりしています。)

柔らかく美しいスローが特徴の選手、複雑なストリングの動きに気づいたら解けている。まさに糸の魔術師のようなトリックを多用する。ストリングがきれいに飛ぶ所を是非見てほしい。

GYCの最後に決めた技はおそらくJN準決勝でかからなかった技なのでは・・・? 決めきった瞬間体の力が抜け、演技後の安堵した表情が物語っています

西宮ヨーヨー練習会の主催でもあり、私も一度参加したことがありますが、初心者からベテランまで参加する練習会で参加者に気配りする姿が見られました。またその様子が主催だけじゃなくて歴の長い人にまで伝播しているのは、関西ヨーヨーコミュニティ1の強みでもあると考えています。

ムラカミ タカヤス選手

24goat44 in osaka 6位 23世界 over40 master 3位。帽子おじさん

動画で見ると2013年には大会に出場しており、2019年にはWJに出場しています。
コロナ禍で間が空き、2023年世界大会で復活、2024年シーズンにはGoat44inOsakaに出場。WJ出場は実に6年ぶりとなります。

チョップスティックの名手です。スラック系も多用し技術を要するエレメントが盛り沢山です。まさに針の穴を通すコントロール、いや箸の間を通すコントロールと言えるでしょうか。

私の用に近年始めた人間ですと、チョップスティックの人といえば、yoyorecreationのアキバヒロタカさんですが、関西にも名手がいたとは・・・!

カツマタ ヒロキ選手

enbryo所属。小田原ヨーヨー練習会所属。 ぷるぷる系糸魔術師

一昨年のフリースタイルなのですが、カツマタ選手のこのフリースタイルを見た後に

「カツマタヒロキ、やってんなあこれはよお!」と一人で叫んでました笑

私が勝手に呼んでいる糸魔術というスタイルです。ストリングに魔法で命を与えたかのように動かすことが得意なスタイルです。その中でもいつも、ぷるぷるさせ、特徴的な動きが楽しいです。

今年はどんな魔法をかけてもらえるのかが楽しみです。

クガイ ユウイチロウ選手

JN24準決勝進出。流れるヨーヨーさばき

針の穴を通すようなコントロールと、美しいヨーヨーの動きが特徴の選手です。

ヨーヨーの動かし方がとてもきれいで器用なのだと思います。どのエレメントのトリックも総じてきれい。ホンマにこのレベルで決勝行けないWJホンマに魔境やで・・・。

動画では2017年が最古の大会動画となっています。ジュニアの頃から競技ヨーヨーに参加していました。コロナ禍に入ってから大会シーンからは見なくなりましたが、2023に2019年から4年ぶりに大会復帰。そして今年まで出場し続けます。

イタニ ハヤト選手

JN24 15位。Mowl所属。44gathering主催。償還の梟

ごめんなさい、このフリーを見るたびにまた涙が出てしまいます。

シグネチャーモデル、AeroDynexTiを引っ提げ、満を持して挑んだ全国の舞台で、大きなアクシデントと言うには残酷な出来事でした。

この動画のコメントに海外の方から励ましのコメントが付いていて、私が目についたのがNYYYC(ニューヨークヨーヨークラブ)のsegi takumiさんのコメントのredemption arcの文字。

償還、救済とか救いという意味ですが、イタニハヤト物語の救済編を待ち望むという旨のコメントでした。私だったらリベンジという言葉を使ってしまいそうですが、よく考えると、この悲劇に対してできることは誰かを打ち負かして得るものではなく、自身がこの出来事をバネに次に飛躍することです。

イタニハヤト、償還編始まります。

プレイスタイルについては、こちら

ナンバ ツカサ選手

24世界準決勝進出。国内3位。WJチャンピオン。糸に生命を宿す者スラックマスター

何と言っても変幻自在なストリングコントロールが特徴の選手。圧倒的な技術力は国内外からも評価が高い。

GOAT44inOsakaでは、対談イベントにゲストとして出演していました。ヨーヨーを継続することについて語ってくれました。

手前味噌ですがこちらで書かせてもらっています。

選手からのコメントをMCさんが読み上げてくれるのですが、ナンバ選手のコメントはいつも

「よろしくお願いします。」

奢ることなく謙虚でいることが彼の最大の武器なのかもしれない。

  1. 実店舗がなく初心者参入のハードルがなかなか高い地方と思っていました。実際に関西のプレイヤーでどうやって新規参入の窓口を広げていけるのか?という話題で話をした覚えがあります。三宮ヨーヨー練習会という中心的な練習会があり、その中で育ってきた選手たちが成長していると感じています。後は選手たちがヨーヨーを広げていける箱だけと思っていますが、さんだヨーヨークラブという新しいコミュニティが生まれたことで関西のヨーヨーシーンが今アツいと個人的に見ています。 ↩︎

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