地域の1つの集まりとして顔を売る。:練習会を作るには

ヨーヨー

近年、ヨーヨーイベントの盛り上がりや、徐々にプレイヤーが増えていることにより、練習会が少しつずつ増えてきています。実際にヨーヨー練習会を立ち上げてみたので、その時のことを紹介します。

連載企画「練習会を作るには」もついに最終回。第4回は、練習会として活動していくことは、地域の1つの集まりとして活動することと同じ、地域のつながりを広めていくことについて書いていきます。

正直、今回はそこまで意識していく必要はないと思います。仲間で集まる場を作ったという段階であれば。自分としては自分の地元で多くの人に広めたいということで、必要なこととして考えています。

・第1回 ヨーヨー練習会を作った経緯
・第2回 練習会を始める前に先輩に聞く。(練習会を作る前段階編)
・第3回 練習会を始めたら周知していく。(練習会を始めたらすること編)
・第4回 地域で顔を広めるには練習会だけじゃ足りない。(練習会以外のこと)

常連さんと連絡を取る。

何回か開催していると、常連さんができます。その方とは定期的に連絡を取るようにしています。基本的にSNSのアカウントで連絡が取れるようになったら、DMしまくっています。

ご新規さんは一番丁重に扱うべき存在で、常連さんは大切にする存在といったところでしょうか。
常連さんに数多く来てもらえるように開催のときの連絡をしています。

最初の項目でも説明したように、「一緒にやる人」は増やした方がいいのです。主催は自分であっても参加者が一人でもいるならそれは一緒にやる仲間です。主催する側からすると参加してくれる人のありがたみというのは大きいです。

昔話になりますが、オンラインヨーヨークラブができて、一年ほど経ったとき、4月4日にオンラインのイベントをしようとなりました。私たちは企画をするのですが、前日までに参加者0という事実。こりゃもうあかん、ということでいつもどおりの練習会を開催することにしたのです。イベントを考え、プレゼント企画もしてもらったのですが、本当に仲間には申し訳ないことをしたなあと思っております。

そして、当日数名の方がいつものように練習会に参加してくれました。そこで聞いた言葉が

「いつもどおりの練習会で良かった。」

という声でした。考えたイベントが競うもので、動画撮影も必要だったから、なかなか参加しにくかったということも教えてもらいました。もちろん特別なことをするのは、マンネリを防ぐために大切なのですが、いつも通り、平常運転を続けられることの大切さをその人に教えてもらった気がします。

その後、プレゼント企画の抽選でその方が当選しましたが、本当に良かったと思っております。オンラインヨーヨークラブの名前が入った世界で2個しかないヨーヨーの内1個を手にしてもらえたことが本当に嬉しいです。(ちなみに、私は持っていません。)

ご新規さんには「はじめまして。」常連さんには、「いつもに増して。」
来ていただいてありがとうございます。の気持ちで接しております。

かっぱ先生
かっぱ先生

過去の大昔にゲーム配信していたときのあいさつだったけど、ここでまた使うことになるとは思っていませんでした。答えって案外昔に持ってるもんですね。

地域のイベントに参加して顔を広げる。(宣伝活動)

ご新規さんを広げるには、とにかく知名度が必要です。特に、自分の開く練習会は、子どもをメインターゲットに据えているので、子どもに知ってもらう必要があります。自分の住んでいる地域とは違う地域で活動をしているので、イベントを探して参加しました。目的はイベントを主催している方と繋がりを持つことです。

活動しているとわかるのですが、公園でのヨーヨー普及活動は、「待ち」の姿勢となっています。
ヨーヨーをしているのを見かけて、興味を持った人が近づくのを待つ。という状態です。こちらから来たくなるような仕掛けを打ちにくい状態です。つまり、自分たちから仕掛けられるような場所を提供してくれる人や、その人とつながりを持つ人を探しに行ったのです。

そして、ちょうど良かったのが、夏のラジオ体操です。
ちょうど、毎日ラジオ体操をしている人たちがいて、その近辺の子どもたちが集まってラジオ体操をしていました。その場に集まった子どももいるのですが、大人もちょいちょい参加していました。大体そういうイベントに顔を出す人は、アクティブな方や実際にイベントを企画されている方、顔が広い方がほとんどでした。

市の後援を受けながら地域の事業をされている方、ベテランの幼稚園の先生で周りにいる子や大人はほとんど保育したという方、ヨガのインストラクターさん、とにかくイベント好きでフッ軽な人、ラジオ体操のイベントを聞きつけて集まった新聞記者さん。

自分の場合は、たまたまそのラジオ体操をされている方が、地域のイベントに参加しているのを見かけたので、

かっぱ先生
かっぱ先生

わい、ヨーヨーやってるんやけど、地域のイベントとかでてヨーヨー教室やりたいんや。 誰に連絡したらええ?

と聞いて、人を紹介してもらいました。

もちろん、そのラジオ体操を参加している人たちにも、自己紹介をしこういう活動やってます〜〜〜!!とこれみよがしに、ヨーヨーを振ってちょっとアピールしてきました。

ヨーヨーを検索する人は少ないのですが、実際に見たらおお〜!ってなる人が多いのは確実なのでイベントには顔を出していくのが良いと判断しています。

現在の活動

現在の活動として、週に1度の練習会をベースにしており、そしてタイミングが合えばイベント出店をしています。
実際に繋がった御縁もありまして、イベントに出させてもらうことができました。(イベントでの話はまたおいおい記事にするとして・・・)

初めてイベントに参加しましたが、そこでの様子からまた次のイベントにもお誘いいただけて、別の場所でもヨーヨー教室を行うことが確定しております。やったね!

ここでイベントに力を入れていくのも良いのですが、オンラインヨーヨークラブでの失敗で学んだ、「常連さんを大切にする。」メインの活動である練習会は手を抜いたらあかんと思っています。

ヨーヨーの未来に対するすごい使命感や責任感でやっているわけではないので、本当にゆるくですが、長く続けられる方法を見ながらやっていっています。

熱意だけでは超えられない。それぞれが継続できるやり方を見つけていく。

ヨーヨーショップやうやうのプロデューサーである、ヨーヨー社労士のいいづかともよさんのポストです。

興味のあるポストだったので、返信して聞いてみました。

かっぱ先生
かっぱ先生

これ昔からこんな問題あったんか?
先人たちはおったはずやねんけど、そのノウハウとか継承されてないんかいな?

いいづかさん
いいづかさん

はい、ずっと続いています。
うちも超えられてませんので試行錯誤中です。

地域のヨーヨー普及の要ともいえるショップの人でもこの認識なのです。
まだまだ、ショップの方々も試行錯誤をされているのです。もちろん、ステージは違います。相手にしている人たちも違えば、やり方も違います。

やうやうさんは、スクールを開講しています。そして、バーテンダーがいるので大人向けなイベントも開けます。ご新規さん、常連さんへのアプローチの仕方を考えている。そしてご本人のメインの仕事を活かして普及もされている。

自分が感じたのは、「使えるものは全部使う」ということです。

自分が使える手札は何なのか? 手札を補充するものは何なのか?

常に考えながら、この活動を続けていくことでしょう。

同じように活動されている方々のような輝かしいスタイルは取れません。華が影響力があり、技術もあるわけではありません。自由に使える時間も多くありませんし、資金も決してたくさんあるわけではありません。

あるのは、ヨーヨーが程よく好きで、地元が好きで、ほんのちょっとのコミュ力、わからないことを人に聞けるだけの人脈です。

以前にも書きましたが、継続できるということが一番大事です。みなさんも自分なりの形を見つけて一緒にヨーヨー普及活動をしていきましょう。

終わりに

連載企画「練習会を作るには」いかがだったでしょうか。今年の4月から開始してまだ1年経っていない中ですが、自分がしてきたことや感じたことをまとめさせていただきました。

ヨーヨー普及に関して、たくさん書いてきた後に一言だけ言わせてください。

「ヨーヨーを趣味として続けるのであれば、普及活動をしなくてもよい。」

義務ではないのです。

ヨーヨー持つポテンシャルを多くの人に知らせることに魅了されたヨーヨーの一つの楽しみ方として捉えています。

わたしは、Xの沼に潜む、「ヨーヨーを教えたがりな1匹のかっぱ」です。今日もひっそりと公園でヨーヨーを振り、ご新規さんにヨーヨーを普及してきます。

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