皆さん、おはようございます。今日も一日頑張っていきましょう。
岩倉玲さんから、以上のようなポストがありました。
それに対して、JYYFさんはすぐに対応していただき、歴代チャンピオンの項目を修正、加筆をしました。以下引用
「ヨーヨー世界チャンピオン」とは
近代の競技ヨーヨーの大会で「世界チャンピオン」と認められているのは、国際ヨーヨー連盟(IYYF)が主催する「WORLD YOYO CONTEST」や、同大会開催以前に世界チャンピオンタイトルを発行していた大会において、タイトルを獲得された選手のみです。
「世界チャンピオン」の称号は競技の中でもっとも権威のあるタイトルであり、獲得した選手以外が称号を使用することは認められていません。
称号の詐称や、称号を悪用した公序良俗に反する行為など、世界チャンピオンの権威を落としかねない悪質な行為を発見した場合、状況を確認・ヒアリングした上で、当人への警告のほか、具体的な措置に関しては国際ヨーヨー連盟と審議の上対応を行わせていただきます。
JYYFホームページ
今回、岩倉さんのポストを発端とし、JYYFさんが修正したことで、「世界チャンピオン」という称号の重さについて考える機会となりました。
私個人の意見としては、IYYFという組織が開く大会だから、世界チャンピオンの称号は輝く。ということです。以下自分の思ったことを書いていきます。
かっぱ先生ワールドヨーヨーチャンピオンシップを優勝したら、世界大会チャンピオンなのか?
私が三重県でヨーヨー国際大会、「かっぱ先生ワールドヨーヨーチャンピオンシップ(以下KWCS)」を開催しました。その優勝者に世界チャンピオンの称号を与えたら、その人も世界チャンピオンだよね。
そりゃ、そうなんだけど。そんなことをしたら、まかり通ってしまうと、世界チャンピオンの称号を貶める行為になるとして私がIYYFから訴えられそうです。
世界チャンピオンという称号の名誉を貶める行為というのは、ただ単に誹謗中傷や、価値を落とすような発言といった個人の行動でなく、組織としての行動も入ると考えています。
ポイントは大会の規模と裏付けがあるか。
IYYFと私個人が開く大会なんぞ比にならないくらい規模が違い過ぎます。
IYYFだと、200人以上競技者が集まるのに対し、私が開くKWCSは10名が集まればいい方です。
しかし、他の競技からすると、ヨーヨーもマイナーな種目ではあります。オリンピックを見たら一目瞭然。(ヨーヨーおもろいのになんで流行らんねん。)
ヨーヨーの競技会において、IYYFの方が権威は明らかに上になります。
IYYFは、
- 継続して大会を開いてきた実績がある。
- 現在最も力を持つヨーヨー団体。世界にある団体とつながりがある。
- 公式記録として称号を証明できる。
一方、かっぱ先生は、
- 大会を開いたことがない。
- 法人設立すらしていない個人。
- 証明できるものはなく、小学校のクラスでいう〇〇名人さんレベル。
IYYFの開く大会の「世界大会チャンピオン」 と かっぱ先生の開くKWCSでの「世界チャンピオン」
どちらも同じ世界チャンピオンですが、裏付けするものが段違いです。
称号が混濁されると、価値が下がる「世界チャンピオン」
そうして生まれた、2つの大会の世界チャンピオンですが、規模も裏付けするものも全く違うのですが、名前だけ一緒なうえにインパクトの有る言葉になります。
ヨーヨーを全く知らないからしたら、同じものと見られてしまいます。
ヨーヨーチャンピオンの名誉をと陥れる行為や、その称号を使ってスポンサー契約、商品の開発、不当な利益を得ようとすると経歴詐称に当たります。
上記の話は、先程の話の逆バージョンです。(虚偽の記載に当たると思うんですけどねえ)
経歴を偽られていることに使われる称号に対して、WYYCのチャンピオンになろうとずっと練習を重ねてきた選手たちの思いはどうなってしまうのか。
そして何より、今まで世界チャンピオンに輝いてきた選手たちが黙ってないですよね。現に元チャンピオンの岩倉さんが声を上げました。
全力で、KWCS主催のかっぱ先生を潰しに来るでしょう。
一般人に与える影響や、選手たちの尊厳を考えると、訴訟されるリスクを負ってでも「詐称」という強い言葉を使ったのかもしれませんね。
そもそも経歴詐称って何?
経歴詐称とは、これまで経験してきた事柄や履歴について虚偽の内容を提示したり、隠蔽したりすることです。
以下の事柄が、経歴詐称に該当します。
- 学歴
- 転職回数や在籍期間
- 年収
- 資格や免許
- 業務内容や職位
- 雇用形態
引用元はこちら
経歴詐称によって、金銭を受け取ることになると、詐欺罪になります。
その詐称によって、第三者が損害を被ったということになると、損害賠償が請求されるということも考えられます。
JYYFやIYYFが経歴詐称によって被害を被った!ということになると、訴えることができるわけですが、実際に個人の詐称でその損害を証明することが難しい可能性が高い気がします。IYYFと個人が契約関係にあるわけでもないので、契約違反による損害賠償請求をするのは難しいでしょう。
そして、逆に組織としての対応によっては、詐称した人や第三者から対応に意義を唱えて訴訟を起こす。というケースも考えられなくもありません。前項で訴訟されるリスクを負ってでも と書いたのはこのためです。
KWCSがWYYCほどの規模を持つようになると、話が変わってくる。
経歴、職歴詐称も所属していた団体の裏付けが最も重要になります。JYYFだけじゃなくて、各国のヨーヨー団体が足並み揃えてやっていくことが大事になりますね。
これがもし、かっぱ先生財団がIYYFのような組織と同じぐらいの規模の大会を開催できるようになったら話は変わってくると思います。
IYYFの世界大会と同じぐらいの規模だし、かっぱの大会優勝者もすごくにゃい?
始めに、大会の規模と価値の裏付けの話をしました。大会の動員数が増え、価値が裏付けられるだけの大会になったら、同列の世界大会と見られるのではないでしょうか。
テニスの場合、4大大会という国際的な大会が4つ開催されています。更にオリンピックもあります。4大大会はそれぞれの大陸の団体が主催し、世界的な大会となっています。
サッカーの場合、ワールドカップはFIFA主催で、オリンピックはIOCが主催です。
ヨーヨーの場合、JYYF以外にも国内大会を開催する人たちがいます。
全国の人が参加することが可能ですが、その大会に優勝したからと言って、日本チャンピオンは名乗れません。「〇〇大会△△部門優勝」となります。厳密に言うと、各大会の規約にチャンピオンの称号を与える項目が見当たりませんので、称号は与えられません。
それらが、世界大会規模で行われるといった感覚になるでしょう。
最後に
「世界チャンピオン」少なくとも20年以上価値が守られているタイトルです。
・世界チャンピオンという称号は、組織、記録、規模によって、開く大会の裏付けがされている。
・詐称という強い言葉を使うことで、組織の強い意志がある。
・称号に命をかける選手たちの尊厳を守るために称号の価値を組織が証明する必要がある。
そして、
称号の詐称や、称号を悪用した公序良俗に反する行為など、世界チャンピオンの権威を落としかねない悪質な行為を発見した場合、状況を確認・ヒアリングした上で、当人への警告のほか、具体的な措置に関しては国際ヨーヨー連盟と審議の上対応を行わせていただきます。
この部分は、チャンピオンの称号を獲得した当人にも該当するわけです。
今後も守られる称号である必要があると思います。また、IYYFと同じ規模で開催できる団体が出てきたときに世界チャンピオンの称号について考え直す必要があるでしょう。
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